SUVやクロスカントリー用のスタッドレスタイヤとしてTOYOからOBSERVE GSi-6が発売されていますが、雪道・アイスバーン・ウェット路面での性能はどうなのでしょうか。
また、性能や評価について解説します。
日本メーカーのSUV専用タイヤの中では値段が安い
TOYO OBSERVE GSi-6のユーザー評価やレビュー
雪道性能は問題ないというレビュー
山道などの様々な場所の雪道を走行したが不安が無く走行できたというレビューがあります。
アルツ磐梯は、晴れから降雪模様に…
エクストレイルでいろんな状態の雪道を長距離走ったけど、トーヨーのスタッドレスGSi-6に不安なかった。 pic.twitter.com/NES25GLXXP
— 496 (Joecrow) 花谷馨 (@warmi_441) February 21, 2023
コントロールし易いとのレビュー
タイヤの横剛性が感じられるのでたわみにくくコントロールしやすいとのレビューがあります。
というわけで今回のスタッドレス
TOYO OBSERVE GSi-6 SUV向けでとりあえず高速のチェーン・スタッドレス規制回避用サイドが硬めでスタッドレスっぽい柔らかさがないってレビューが決め手ですかね
ちょっと転がした感じは確かにスタッドレスっぽくないので狙い通りかな pic.twitter.com/63h5JiXqfx— ロマン (@swift3594) November 28, 2021
回転方向があるのでローテーションしにくいとのレビュー
TOYO OBSERVE TXは回転方向が無かったが、OBSERVE GSi-6には回転方向があるので左右でローテーションするのが現実的ではないといったレビューがあります。
(OBSERVE GSi-5にも回転方向はあります。)
TOYO OBSERVE GSi-6の性能
新設計のパターンデザインやプロファイルの最適化・グリップシリカコンパウンドなどを採用し、従来モデルのOBSERVE GSi-5から氷雪性能も維持しつつ、ウェットでのグリップ性能を向上させています。
ジグザグ4本溝やスパイラルエッジサイプなどで雪道性能を向上
主溝をジグザグに配置することによって雪道でのグリップ性能と排水性能を両立させています。
また、らせん状のスパイラルエッジサイプによって雪道や氷上でのグリップ力を確保しています。
雪道での制動性能はTOYOの検証によると従来モデルのOBSERVE GSi-5と比較して7%(指数)短縮しています。
スウィングサイプや3Dグリップサイプでアイス性能を確保
スウィングサイプがサイプの閉じ込みを抑制し、3Dグリップサイプはサイプ内面の凹凸が支え合うことによって、アイス性能だけではなく、ドライやウェット性能も両立させます。
連通スリットや吸水カーボニックパウダーによってウェット性能を確保
3Dグリップサイプ以外にもタイヤの外側にかけて太くなる連通スリットを採用し、排雪性能や排水性能を高めています。
また、吸水カーボニックパウダーが水の膜を効率よく吸収することによってウェットグリップ性能を向上させています。
ウェット制動性能は従来モデルのOBSERVE GSi-5と比較して指数で11%短縮しています。
プロファイルの最適化によるレスポンスの向上
剛性の高いセンターリブの接地長を延ばすことによってハンドルの応答性を向上し、安定感にも寄与しています。
TOYO OBSERVE GSi-6と他のSUV専用スタッドレスタイヤとの値段の比較表
タイヤサイズが225/65R17の場合
値段は当サイト調べ(複数店舗の平均で10円以下繰り上げ)
ブランド名 | 商品名 | 1本あたりの値段(税込) | 発売開始時期 | ロードインデックス | 速度記号 | 備考 |
TOYOTIRE | OBSERVE GSi-6 | 約16,000円 | 2021年8月 | 102 | Q | |
↑ | WINTER TRANPATH TX | 約12,900円 | 2017年8月 | 102 | Q | SUV/ミニバン用 |
YOKOHAMA | iceGUARD G075 | 約16,500円 | 2016年9月 | 102 | Q | |
BRIDGESTONE | BLIZZAK DM-V3 | 約23,900円 | 2019年8月 | 102 | Q | |
MICHELIN | X-ICE SNOW SUV | 約17,200円 | 2020年8月 | 106 | T | XL |
DUNLOP | WINTER MAXX SJ8+ | 約20,800円 | 2021年8月 | 102 | Q | |
GOODYEAR | ICE NAVI SUV | 約23,700円 | 2014年8月 | 102 | Q |
上記の比較表を見ていただくとわかる通り、BRIDGESTONE BLIZZAK DM-V3やYOKOHAMA iceGUARD G075と比較すると値段が安いのがメリットです。
また、これらと比較すると発売開始時期も新しいです。
WINTER TRANPATH TXはさらに安い
値段が安いSUVやミニバン向けのスタッドレスタイヤとしてTOYOではWINTER TRANPATH TXもラインナップされています。
WINTER TRANPATH TXの値段はOBSERVE GSi-6と比較すると約2割安く購入できるのがメリットです。
発売開始時期はOBSERVE GSi-6の方が4年新しいので、性能はこちらの方が上です。
MICHELIN X-ICE SNOW SUVは評価が高くタイヤサイズも多い
ユーザーからの評価が高いSUV専用タイヤが気になるという方はMICHELIN X-ICE SNOW SUVも検討することをおすすめします。
値段はOBSERVE GSi-6と比較すると約1割値段は高くなってしまうのはデメリットですが、SNSサイトやTIREHOODからの評価が高いので安心です。
また、タイヤサイズが多いのもメリットで、OBSERVE GSi-6のタイヤサイズは全19に対してMICHELIN X-ICE SNOW SUVのタイヤサイズは全部で82あるので、多くの車種に適合するのがメリットです。
値段が安く販売開始時期も比較的新しい
TOYOTIRE OBSERVE GSi-6はSUV専用タイヤの中では値段が安く、また販売開始時期も他のタイヤと比べると新しい為、コストパフォーマンスが高いタイヤといえるのではないでしょうか。
コメント