アルトワークスは怖い?高速道路ではパワー不足なのか【HA36S】

個人的レビューや評価

アルトワークスは1987年に発売された当初、軽自動車初の64馬力を達成し話題となったと聞きます。これが要因となり軽自動車の馬力規制がメーカーに要請されました。
その為、馬力がある車は事故を起こしやすいというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

そこで実際にHA36Sアルトワークスのオーナーである私がHA36Sのアルトワークスが怖い車かどうか。また、怖い点について解説したいと思います。

エンジンパワー

アルトワークス エンジンパワー
エンジンパワーは64ps(47kW)を6000rpmで発生し、最大トルクは10.2kg・m(100N・m)を3000rpmで発生させます。現代の軽自動車のターボモデルにおいて驚くべき数値ではありませんが、車重が軽いということもあり十分以上なパワーだと思う人も多いはずです。

ターボもレスポンスがよく低速から過給がかかるので扱いやすく、パワーがありすぎてバランスが悪くて怖いといったこともないです。むしろ慣れてくると上の回転数のパワーが欲しいと感じるほどです。エンジンを回す楽しさについては個人的にはKeiワークスの方があると思いますが、アルトワークスには低回転からトルクで引っ張っていく楽しさがあります。

とはいえ、軽自動車なので峠などの勾配のきつい上りではパワー不足を感じることもありますが、アクセルを踏み込んで加速してく楽しさがあります。

昔のようなドッカンターボみたいなスリルのある加速はしないので、怖くない

あのドッカンターボの感覚が好きという人もいるけどね

軽自動車のターボでレブリミットが7000rpmというのは現代の車ではよくやってると思う

アクセルワークやレスポンス

アルトワークス アクセス レスポンス

アクセルワークはワイヤーのものまでとはいきませんが、アクセル開度に対して比較的リニアなので扱いづらいということはありません。低回転でもトルクとパワーがあるので、不満点はありません。

ブレーキの性能

フロントは型押しのブレーキでリアはドラムブレーキですが、車重が軽いこともあり街乗りでは効きに関しては特に不満点はありません。ドラムブレーキは効きが悪いのではないかと思う方もいると思いますが、アルトワークスに関しては特に問題ありません。

街乗りではノーマルで十分。ミニサーキット程度であればブレーキパッドの交換で十分だと感じています。

見た目はディスクブレーキの方が格好いいし制動性も上だけどね

足回りの性能


HA36Sの足回りはFFと4WDで若干異なります。フロントはストラット式で共通ですが、リアはFFがトーションビーム式、4WDがITL(3リンク式)です。構造は単純ですが、意外とリアが粘ってくれてコントロールしやすいです。
ただし、路面が悪い峠道などではショックが硬いせいで跳ねることがあり、特にコーナーリング中に跳ねると怖いと感じることが有りました。

AGSの独特のクセについて(トランスミッション)


私が所有しているのはMTではなくAGSのモデルです。AGSには独特の特性(癖)があります。
街乗りでは特に怖いと感じる点は有りませんが、立体駐車場の急勾配の上りでDモードで走行しているとシフトアップしてほしくないときにシフトアップして加速が鈍りそのまま登らないのではないかという恐怖を感じたことがあります。

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高速道路での安定性は無く怖いのか

アルトワークス 高速道路 怖い
一般的な軽自動車はパワーがなくて高速道路は怖いというイメージをお持ちの方も多いでしょう。高速性能は軽自動車にしては良いほうです。しかし、80km以上はパワーとギア比の関係であまり加速してくれません。

車高があまり高くないせいかふらつきは少なく安定しているので、高速を80kmくらいで走行するのであれば問題有りません。

事故が多いので危ない車ではないのか


アルトワークスはHE33Sなどのアルトと比較して自動車保険の料率クラスが高いです。ですので、事故が多いと言えるのではないでしょうか。しかし、運転がしづらく危険な車というわけではないので、制限速度などの違反をしていることが多いと考えられます。

運転が楽しい車であっても公道で無茶をするのは迷惑なのでやめてね

軽自動車は事故があったときに大怪我をしそうで怖い

アルトワークス 事故 
自分がいくら安全運転をしていても不注意や巻き込まれることによって事故を起こしてしまう可能性があります。

事故のリスクを下げたいということであればAGSのデュアルセンサーブレーキサポートを搭載しているものをおすすめします(2018年12月13日〜)。

MTにはブレーキサポートが装着されてないし、オプションも無いんだよね。

安全性能はAGSモデルだけど、MTの楽しさも捨てがたい。

アルトワークスは個人的には運転しやすい車だと感じています。

ただし、AGSを除く

AGSも楽しい人は楽しい

中古の軽スポーツカーは故障が多そうで怖い

アルトワークス 故障
アルトワークスは新車で購入できないので、故障が怖いという方も多いのではないでしょうか。

特にAGSに関してはリコールもあった為、故障のリスクが怖いと感じている方も多いでしょう。現在私のアルトワークスでは不都合や故障が発生していないのでなんとも言えないですが、修理で数十万かかったという報告もあるので、故障が心配な方はMTにするか長期で保証に入れる中古車を購入することをおすすめします。

AGSのリコールはあったけどアルトではリコールがなかったはず。

中古車を購入する前は試乗をすることと保証がある車を購入することを強くおすすめします。

保証の範囲は内容はよく確認してね

HA36Sは熟成されているので乗りやすい


確かに以前のモデルのアルトワークスはエンジンパワーに対してボディ剛性、足回りの性能が追いついておらず怖い車であったかもしれませんが、HA36Sはパワーも扱いやすい特性で、ボディもスポット増しで標準のアルトと比較して補強されています。その為、無茶な運転をしなければ怖いということは無いでしょう。

また、足回りもピーキーな特性はなく、扱いやすいので特にMTに関しては運転技術を磨きたい方や、維持費の安いスポーツカーがほしい方におすすめできます。

ただし、中古車価格は高いのでHA36S一択ではない方は他の車を検討したほうが良いかも

雪道の轍が怖いという人もいるが気にするほどでもない


アルトワークスをはじめ軽自動車は車幅(トレッド)が狭い為、轍にハンドルと取られやすく怖いという人もいますが、現代では約1/3が軽自動車ということもあり、そこまで気にすることも無いと思います。私はスイフトも所有していますが、アルトワークスのほうが冬道の運転がし辛いということはありません。むしろ4WDなのでアルトワークスの方が冬道での特に発進時はトラクションがかかり安心です。

ただし、軽スポーツカーに乗ったことがない人だと怖いと感じてしまうかも

アルトワークス 怖い パワー
アルトワークスは軽自動車なので純正で64馬力(47kW)しかありません。しかし、軽自動車のNAにしか乗ったことがない人にはワークスは車重も軽くパワーが有るため、怖いと感じてしまうかもしれません。また、サスペンションが硬い為、怖さや不快感を感じる人もいるでしょう。

車の購入は予算に余裕を持つことをおすすめ


車というのは当然車両代だけではなく税金やガソリン代など維持費がかかります。また、アルトワークスは2024年現在新車では購入できない為、中古車を検討することとなります。

アルトワークス(HA36S)の発売開始が2015年の為、9年近い年月が経過しているということもあり、いつ故障が発生してもおかしくはないです。ですので、アルトワークスを購入する方は1年以上の保証がある中古車を購入し、故障やメンテナンスのために予算を確保しておくことをおすすめします。

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